今すぐ観光できるスポットも、これから観光スポットになる予定のところも。
花桃と星だけじゃない、阿智村の魅力的なスポットと、そこに関わる人をご紹介します。
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伍和地区の、原章子さん宅にお邪魔してきました。
章子さんは、約5年前から庭の手入れを始めました。
使わなくなった田んぼを整え、竹を伐ってきて遊歩道を手作りしました。
広さ約7aの庭で花を育てながら、四季折々の自然を味わえる散策コースを制作中です。
庭では様々な植物を育てています。
花桃が有名な阿智村ですが、
「シーズンが終わってさみしくなるより、四季折々に楽しめるように」
と、その数は約40種類ほど。
4月には芝桜やカタクリなどが満開でした。庭の向こうには、南アルプスが眺望できます。
5月中旬に伺った時には、レースフラワーやニッコウキスゲ、オダマキ、クリンソウ、テッセンなどが咲き誇っていました。
今はナデシコが見頃を迎えています。
夏にはジューンベリーの実が採れるとのこと。
「ジャムにすると美味しいんです。訪れた人と一緒にジャム作りをするのも楽しいかも。」
と話します。
また、フラワーアレンジメントが楽しめるようにと、グリーン素材としてツタや斑入りのギボウシなども育てています。
これらの花束は、お庭から採ってきた植物で章子さんが作りました。
「お庭のお花がさみしくなる季節になっても、野の植物をプラスしてアレンジメントできるのも里山の魅力」
と話します。
章子さんの庭から、近くにある阿智村天然記念物“阿智の大栗”まで続く曼殊沙華も
秋の散策コースが楽しめるようにと3年かけて整備しました。
曼殊沙華が咲く頃には、庭のフジバカマが咲きアサギマダラも訪れます。
「ぐるっと周回できる遊歩道を作って、いずれ皆さんにゆっくり歩いて楽しんでもらいたいと思っています。
阿智村には、有名な観光スポットだけじゃない、他にもいいところがたくさんあるよって伝えたい。」と話します。
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